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女性特有の症状

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女性特有の症状

めまいとのぼせに対する女神散の効果

症例

51歳女性。3年前に閉経以来種々の不定愁訴に悩まされた。
特にめまいとのぼせが苦しい。
種々の漢方薬が無効であったが、女神散 (煎剤)を投与したところ、1ヵ月後からほてり、めまいが減少しはじめ5ヵ月後には殆ど消失、11ヶ月間服用して治療を終了した。

症例

31歳女性。分娩後にめまい、のぼせ、夜中の金縛りなどの症状が続きひどく疲れるという。
産褥神経症と診断して、半夏厚朴湯を投与したが1ヶ月服用して無効であったため、女神散 (煎剤)を投与した。
4週間でめまい、のぼせが軽減し、8週間で治癒した。

下腹痛を訴える黄体の嚢胞に対する芍薬甘草湯の効果

症例

下腹痛を訴える計4センチ以上の黄体嚢胞患者26例に芍薬甘草湯エキス剤を投与した結果平均3.3日で鎮痛消失を見た。
一方同症患者5例にNSAIDsを投与した結果では疼痛消失に4.7日を要した。

子宮癌根治手術後の排尿障害に猪苓湯合四物湯著効症例

子宮癌根治手術後は、重篤は排尿障害を残し、それが腎不全に進展して短命に終わる患者が少なくない。

症例1:54歳。子宮体癌の根治術を受けて以来膀胱炎症状を毎日のように訴え、入院治療を受けても軽快せず、述語1年で報告者の漢方外来を受診した。猪苓湯合四物湯エキス剤の投与をしたところ、服用3日目で膀胱炎症状がほぼ消失し、2週間内服で終了したが以後1年半近くたったが全く再発を認めていない。

めまいとのぼせに対する女神散の効果

症例1:51歳女性。3年前に閉経以来種々の不定愁訴に悩まされた。特にめまいとのぼせが苦しい。種々の漢方薬が無効であったが、女神散煎剤)を投与したところ、1ヵ月後からほてり、めまいが減少しはじめ5ヵ月後には殆ど消失、11ヶ月間服用して治療を終了した。

症例2:31歳女性。分娩後にめまい、のぼせ、夜中の金縛りなどの症状が続着ひどく疲れるという。産褥神経症と診断して、半夏厚朴湯を投与したが1ヶ月服用して無効であったため、女神散 (煎剤)を投与した。4週間でめまい、のぼせが軽減し、8週間で治癒した。

バセドウ病に伴う眼瞼浮腫に柴苓湯が有効であった症例

49歳女性。甲状腺機能亢進症で抗甲状腺薬の投与を受け肝障害が出現、I131の甲状腺内照射に切り替え照射施行後今度は眼球突出、複視、眼瞼浮腫が悪化をきたし報告者の大学病院に転院。後眼窩の外照射とステロイド投与で眼球突出、複視は改善を見たが眼瞼浮腫が残ったため柴苓湯エキス剤の投与を開始したところ眼瞼浮腫は投与2週間目で徐々に消退を始めた。現在のところ継続投与中である。柴苓湯の免疫抑制作用と利尿作用が有効に作用したのであろう。

全身の冷えに防己黄耆湯が奏効した例

症例:46歳女性。2年前から全身に強い冷えを自覚するようになった。冬よりも夏のほうがきつい。同時に汗かきになり下痢傾向となった。防己黄耆湯エキス剤投与で4ヶ月8語に冷えも汗かきも軽快して投薬継続中であるが、それ以前に各種漢方薬(温裏剤や補気剤)を投与して全く無効であったのに本方が奏功したのは水湿停滞による冷えと考えられる。

葛根湯が著効した乳房うっ積の1例

症例:18歳女性。妊娠39週で女児を正常分娩。産褥2日目より乳房緊張感が増強し熱感、疼痛を訴えたため、葛根湯エキス剤を投与したところ、半日で熱感、疼痛ともに和らいだ。乳汁分泌量は産褥3日目から著しく増加し、産褥7日目には完全な母乳栄養になり母児ともに元気で退院した。

猪苓湯が奏功した偏頭痛の1例

猪苓湯は漢方を扱う医師の常識では〔膀胱炎の薬〕であるといえるだろう。

症例:40歳女性。月経開始直前から数日間続く激しい偏頭痛(めまい、嘔吐も伴う)がここ数年続いている。前医で西洋医学的鎮痛剤が無効であったばかりか通常は頭痛に著効ある各種漢方製剤もまた無効であった。そこで月経中には尿が減少傾向で下痢気味になるということをヒントにして猪苓湯エキス剤を月経開始前から服用するようにしたところ、数回の月経の間に頭痛が次第に軽減し、ついには頭痛が全く起こらなくなった。

当帰芍薬散で現れた豊胸効果

当帰芍薬散は漢方医学的には肝うっ血虚〔血液成分の減少と血液の流れの停滞〕と脾虚湿滞(消化機能の低下とそれによる水分の停滞)による症状、具体的には貧血、生理不順、腹痛(含む生理痛)、浮腫などに対する効果がまず重要である。(そのほか妊娠中の諸症状、不妊症などにも効果がある)

症例1:26歳女性。生理不順で受診。少量の生理が14日くらい続き生理痛も強い。色白で痩せ型、軽度の貧血を認めた。当帰芍薬散エキス剤投与を開始し、次回月経より期間が5日と短縮、生理痛も軽減した。6ヶ月投与を続け、生理に関してはすべて正常化したが「服薬後より胸が張って一回り大きくなった。いったん中断したときに胸がしぼんだ」とのことで強く再開を希望し、豊胸効果のため現在も服薬を続けている。

症例2:28歳女性。主訴;生理痛、血塊を伴う大量の生理が7日くらい続き生理痛もきつい。当帰芍薬散エキス剤投与し、6ヵ月後には生理の量も減り期間も4日くらいに短縮し治療を終了した。ところが「服薬をやめたら乳房が小さくなってきた。」と強く再開を希望したため投与を再開した。再開後より本人が満足する豊胸効果を認め現在も服薬を続けている。

女神散の更年期障害に対する効果

平成14年、アメリカ国内の50~79歳の女性16608人を対象としたHRT(ホルモン補充療法)に関する大規模臨床試験の結果が発表され、HRTは乳がん、冠動脈疾患、脳卒中のリスクを上昇させる(大腸がん、骨折などのリスクは逆に軽減させることが示された。さらに平成15年イギリスの大規模調査の結果、HRTは乳がんの発症率を2倍に高めることが発表され、すでにHRTを受けている患者に対し即刻治療を中止すべきであると勧告している。このような状況の中でHRTの代替として漢方が期待されるゆえんである。報告者の大学病院では10例の更年期障害患者に女神散エキス剤を投与して検討を加えた。
その結果、HRTが先行してその後女神散に切り替えた群では、平均7ヶ月HRTを行い、ついで女神散を平均12ヶ月投与し、6例中4例、更年期症状が軽快して治療を終了した。また最初から漢方治療を希望した群では女神散を平均7ヶ月投与し、4例中2例が更年期症状が軽快して治療を終了した。

更年期障害に対する柴胡桂枝乾姜湯の効果

症例:56歳女性。8年前からめまい、肩こり、頭痛、上半身の灼熱感などに悩まされている。複数の医療機関で多種類の漢方薬を投与されたが殆ど効果はなかったという。報告者は柴胡桂枝乾姜湯エキス剤を投与した。投与した翌日から症状が軽くなったという。現在も服薬続行中である。

口臭に半夏瀉心湯が奏功した1例

症例:39歳女性。1年前から口臭が気になっていたという。初診時他覚的には軽度の口臭だが、自覚的には口臭強度である。薬用リステリンの嗽、歯石除去、などの処置をしても効果が認められないため、半夏瀉心湯エキス剤を投与した。2週間後には胸の辺りがすっきりしたと言った。6週間後には自覚的口臭が殆ど無くなり、他覚的口臭は消失した。

婦人科術後の諸症状に対する漢方薬の効果

症例1:53歳。子宮筋腫で子宮全摘術後左足の冷えと痺れ感を訴えたが放置させていた。術後約1年半後報告者を受診して当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス剤を投与したところ5ヵ月後にはやや改善が見られ7ヵ月後には冷えも痺れ感もほぼ消失した。

症例2:51歳。子宮筋腫で子宮全摘後のぼせ、発汗を訴えるようになった。3ヵ月後白虎加人参湯エキス剤を投与したところ2ヵ月後には著明な効果が見られ、その後も服用を続けている。

症例3:79歳。前癌状態の診断で子宮頚部円錐切除術を行った結果、初期癌と判明したが年齢を考慮し放射線療法を行った。その3ヵ月後から胸の苦しさと強い発汗を訴えた。白虎加人参湯エキス剤を投与したところ1ヵ月後には症状軽快を認めた。その後も服薬を続けている。胸の苦しさは一時的な裏熱であったのであろう。

外陰ヘルペスに紫雲膏の著効例

症例:33歳女性。外陰ヘルペスにより外陰に多数の水泡と潰瘍が発生し、疼痛はなはだしく、38度の発熱も伴った症例で紫雲膏を塗布したところ、病変は早急に軽快し6日目に全治したことが報告された。

眩暈に真武湯が著効した2例

症例1:69歳女性。42さいから回転性眩暈があるということで受診。眩暈時嘔吐と下痢を伴う。頭鳴(脳底動脈の循環不全を意味する)。頭部MRIは正常。真武湯エキス剤を投与した。1年後には頭鳴も眩暈も完治した。

症例2:82歳女性。ぐらぐらする眩暈を訴え受診。各種薬剤(ベタヒスチン、ジフエニドール、その他)を投与したが、眩暈軽快せず。真武湯エキス剤に変更して数ヶ月、ようやく眩暈が軽快した。

卵巣摘出後の踵(かがと)痛に漢方薬が著効した1例

症例:53歳女性。報告者の大学病院産婦人科を受診する7ヶ月前に子宮筋腫で子宮と両側卵巣の摘出術を受けた。その3ヵ月後より突然左手指がしびれ、右踵(かがと)が針で刺されるように痛くなった。手術した婦人科でエストロゲン剤を投与されたが踵痛、手指のしびれには全く効果が無かった。報告者を受診。踵痛には芍薬甘草湯エキス剤を、しびれには牛車腎気丸エキス剤を投与した。2週間後には踵痛、手指のしびれに明らかな軽減が見られ、8週間内服して踵痛、手指のしびれも完全に消失した。その2年間症状の再発無く現在に至っている。